Scroll Top
Monday-Friday
9:00 AM - 8:00 PM

混載便とは? 混載便の仕組みやメリット・デメリットを事例で解説

混載便とは?

「荷台スペースの共同利用」と「積替え」で運賃がリーズナブル化
混載便とは一定の同じ地域へ複数の荷主の荷物をひとつの輸送手段(トラック・鉄道・船・飛行機など)に積み合わせて輸送することです。運送トラックによる混載便の場合は、路線便では大き過ぎて運べない荷物、チャーター便では小さすぎてコスト高になる荷物を配送するサービスです。トラック1台に1社のお客様の荷物だけを輸送するチャーター便とは異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。取り扱う荷物の重量やサイズ、料金などは運送会社によって異なります。

混載便の仕組み

混載便とは
複数の荷主の荷物をエリアごとに集荷し地域拠点へ集約。配送コース別に荷物の積み替えを実施。配送準備を整えます。配送エリアによっては中継する拠点が介在することもあります。

混載便のメリット

  • コストが安い事が大きなメリットです。
    積んだ分だけの料金設定となるため小・中ロットの荷物の運送に向いています。
    他社、他の荷物との「荷台スペースの共有利用」と「積替え」で運賃をリーズナブル化できます。
  • 受注時に幹線車両のスペースを確保して輸送するため路線便のように発送残荷が発生せず納期の遅れがありません。

混載便のデメリット

チャーター便(専属便)に比べてコストダウンが実現しますが、
  • 複数の配達先が発生するため時間指定が難しいことが多い(例外もアリ)。
  • 特定エリアの集荷、物流拠点での積み替え、各配達エリアでの順次配送となるため一定の時間が必要となる。
  • 積み替え作業をするために荷物の誤配送や荷物へのダメージの発生率が上昇。
ただし、詳細の打ち合わせによりデメリットの解消が出来るケースもありますので事前の確認やお問い合わせをお薦め致します。
混載便に関連した“情報提供”をご覧ください

混載便のお問い合わせ事例

混載便もしくは、混載便とチャーターの両方で物流の全体を構成するなど様々なお問い合わせやご相談をメールで頂いております。他の企業様の混載便への注目度、活用の考え方、試行錯誤などヒントになるやもしれません。是非ご覧ください。(個人や企業を特定する要素は割愛しております。)
混載便の質問
混載便とチャーター便、路線便との違いとは?
混載便と路線便、貸し切り便を「荷物内容」「物量」「集荷時間」「納期対応」「コスト」の面で比べてみました。 貴社の物流全体を混載便も活用頂き上手く使い分けて頂ければ幸いです。
混載便をコストダウンするポイント
  1. 混載便での納品の日程と時間にある程度幅を持たせて、運送会社に調整の余裕を与える。
  2. 混載便の荷物受け渡しの際「積み降ろし」や「荷役」の時間が短くなるよう条件を整備する。
  3. 荷主の自社トラックなどで「集荷センターなどに荷物を持ち込み」もしくは「配達センターなどに荷物を引き取り」を行う。持込の際は配達を混載便利用、引き取りの場合は集荷に混載便を利用。
  4. 「単発の発注よりも複数案件での交渉」「月間や年間などの計画を元にした物量見込みによる交渉」で混載便を計画的に利用する。
  5. 集荷場所や配達場所のロケーションの改善。混載便車両には多様な車両サイズが使用されるので、最も良いのはすべての車両に効率よく対応できる環境であること。施設設備や周辺の道路環境が主な要素。

混載便に関する語句の解説

チャーター便

トラックなどの輸送方法を貸し切って専属輸送便として利用すること。 混載便とは異なる輸送方法です。

パレット

荷物をまとめて載せるための荷役台のこと。一般的にフォークなどの差込口を有し、平パレット、ボックスパレット、シートパレットなどの種類がある。混載便の荷物に多く使用されている。

オリコン(折り畳みコンテナ)

折り畳むことができる箱型の輸送容器のこと。プラスチック製が一般的で、リユースが可能。混載便にも使用される。

緩衝材

輸配送中の荷物を、外部からの衝撃や振動から保護するクッション材のこと。発泡スチロール、気泡緩衝材、段ボール等が用いられる。混載便での商品事故防止にも重要。

口割れ

2個口以上の荷物が別々の便に載ってしまうこと。混載便では荷物が多いと発生するケースがある。

中継料

中継地点(トラックターミナル)での荷物の積み替え料のこと。混載便や長距離輸送において単独の物流企業で対応できない場合、複数の物流企業間でリレー形式の荷物の受け渡しを行うことで発生する。
混載便のコスト的なメリットが出ると考えられるのは
  • 小口荷物の配送が得意な運送会社では割高になる荷物。
  • 4t車や大型車をチャーターするには少ない重量の荷物。
これらの間にある荷物の重量ゾーンです。
車輛のサイズによっても異なりますが、パレット荷物に例えると1パレット以上の物量から6パレットあたりまでが混載料金の適応となるケースがあります。
下記は実際の写真と業種や荷物内容を記載しております。

混載便JPの「気が利く」対応例

混載便の利用をより効果的にするために、各スタッフが貴社をサポート致します。
路線便や大手では困難なことにも対応。貴社の特別なリクエストにお答えいたします。
営業スタッフ
ドライバー
配車スタッフ

混載便JPの動画で見る混載便

お客様のところへ
「混載便の荷物を集荷」
お客様のところへ
「混載便の荷物を配達」

まとめ

混載便は「荷物」「エリア」「時間」などの物流条件の許容範囲を整え上手にコントロールし尚且つ、
その条件に強みを発揮する運送会社を選別することが重要と考えられます。